Interface編集部
2021年 CQ EVミニカート・レース 筑波大会 結果
2021年10月3日,150Wブラシレス・モータを利用した1人乗りEVカートのレースが,筑波サーキット(茨城県下妻市)「コース2000」にて開催された.主催は日本電気自動車レース協会(JEVRA),協力は(株)ミツバ,小野塚精機(株),運営はCQ出版.
コロナ禍にも関わらず,ミツバ,福岡工業大学,明治大学を始めとする15チームが参加した.
当日は快晴,暑すぎず,ベストなコンディション下で開催された.14:50からのレース直前まで,写真1,写真2のような高速車が爆音を響かせており,参加者の気分は盛り上がる.
写真1 バイク
写真2 F2カー?
このレースはモータとカート車体,バッテリを共通とし,それ以外のモータ・ドライバ・ボード,モータ駆動ソフトウェア,バッテリ・マネジメントなどの腕を競う.
レース直前まで調整に追われる福岡工業大学チーム.6台のエントリがあった.モータ・ドライバ・ボードや制御マイコンは自前.さらに,バッテリ電圧が落ちてきた際の昇圧回路を搭載するマシンも.
写真5 福岡工業大学チームの面々.
写真6 データ・ロガーの動作を確認中の同校:倉重君
バッテリ電圧,インバータ電圧,電流,電力,速度,回転数,距離を測るデータ・ロガーを搭載しているそう
ミツバのエンジニアは直前までバッテリ電圧,温度を克明に記録する.来年のためになるとのこと.こちらのチームのモータ・コントローラはM1048R(同社製).
写真7 ミツバは毎年,バッテリの状態管理を厳密に行う.レース直前までの保管にもノウハウがありそう
そうこうしているうちに,車検が始まる.
写真8 車検の様子…配線やバッテリのチェック,電流ブレーカのチェック
次にドライバーの重量チェック
写真9 ドライバは65kg以上であること.足りないときは重りを乗せる
写真10 パスすると車検証をもらえる
14:20レース場へ移動開始
写真11 カートを移動する…ちょっとドキドキ?
写真12 レース場横で待機
14:40 いよいよコースへ
写真13 コース入り
写真14 コース入り…マシンを並べる
写真15 ドライバの面々
スタート・シグナルを待つ
写真16 シグナル待ち
そして,スタート!
写真17 レースが始まる 30分間でコースを何周できるか
写真18 こんな感じで見学者の前を静かに通り過ぎるEVカート…エンジン音も良いけれど,静かなのも良い
順位はリアルタイムに表示される
写真19 リアルタイムに表示される順位
結果発表!!
総合3位 ふじちゃんず 藤澤 幸穂氏
写真20 毎年参加してくれる「ふじちゃんず」…今年は婿殿が予防接種で参加できず藤澤氏がドライバを務めた
総合2位 ミツバ 齋藤 和輝氏
写真21 ミツバ・チームが1位,2位 左が磯村氏,右が齋藤氏
学生部門 1位 福岡工業大学の倉重 椋氏
写真22 直前まで動作状態を管理していた倉重君…やはりただ者では無かった
学生部門 第2位 明治大学 矢田 陸都氏
写真23 明治大学 井口研究室の精鋭
学生部門 第3位 小林 大雅氏
写真24 明治大学 久保田研究室の精鋭
福岡工業大学は6チームの参加…ありがとうございました.
写真25 毎年参加してくれる福岡工業大学チーム…電気工学科の3年生は「エンジニアリング・デザイン」という授業でEVカートを製作する