9軸のモータ制御、産業イーサネット、Linuxアプリケーションを1チップで実現する、ハイエンドMPU RZ/T2H

ルネサスエレクトロニクスは、産業機器向けとして同社史上最高の性能を誇るハイエンドMPU(マイクロプロセッサユニット)を発売した。アプリケーションCPUはArm Cortex-A55(最大動作周波数1.2GHz)を4個搭載し、外部メモリ用に高速データ転送規格LPDDR4-3200(32ビット)をサポート。リアルタイムCPUはCortex-R52(最大動作周波数を1GHz)を2個搭載し、各コアに大容量密結合メモリ(TCM)を合計576Kバイト搭載した。モータ制御に必要な三相PWMタイマ、電流値測定用のΔΣインタフェース、エンコーダインタフェースを全て9軸分搭載し、産業ロボットなどで使用されるサーボモータを最大9軸まで1チップで制御可能。

■ルネサスエレクトロニクス(株)

https://www.renesas.com/ja/about/newsroom/renesas-extends-line-industrial-ethernet-and-multi-axis-motor-control-solutions-high-performance