お知らせ
2022年3月16日
Interface編集部
展示会レポート:日本 ものづくりワールド 2022
2022年3月16日~18日,東京ビッグサイトにて,日本 ものづくりワールド 2022が開催された.ものづくりワールドには,設計・製造ソリューション展,計測・検査・センサ展,AI・IoT展,次世代3Dプリンタ展,機械要素技術展などが含まれる.主催はRX Japan.
会場は,大手企業のブースが建ち並び…とは逆の,中小企業による小規模なブースが多数集まっており,来場者も多く,熱気に包まれていた.
セイコーNPCは,8×8画素の温度センサ SMH-01B01を展示した.搭載するセンサICは,サーモパイル型赤外線アレイとCMOS回路を1チップにしたもの.時間経過にともなうドリフトが生じないことが特徴とする.
簡易サーモグラフィ装置,電子レンジ庫内の温度監視,セキュリティ(侵入検知),エアコン運転時の室内温度把握などに向くとする.
放射温度分解能は±1.5℃,測定範囲は+5~+45℃,フレーム・レートは最大4,全視野角は35°である.出力はI2Cバスを利用した10ビット・ディジタル.
シチズンファインデバイスは,光プローブによる電流センサ OpECSを展示した.光プローブの先端にはファラデー素子と反射ミラーが付いており,電流の大小で光のねじれ具合が変わる.
電流センサと言えば,クランプ型や抵抗挿入型があるが,同社のOpECSであれば,電流路にコイルを巻いたり,抵抗を挿入したりする手間が掛からない.
会場ではL型バスバー(Bus Bar)のどの位置に多くの電流が流れているのかを可視化していた.