Interface編集部
展示会レポート:Interop Tokyo 2022
6月15日(水)~17日(金),幕張メッセ(千葉市美浜区)にて,インターネット・テクノロジに関する展示会Interop Tokyoが開催された(写真1).運営は(社)インターネット協会と(株)ナノオプト・メディア.
写真1 会場付近の様子
あえて人が居ない場所を撮影した.実際は入場時に列を作るなど,多くの来場者が居た.
会場では,クラウド・サーバとThings(IoTのT)を組み合わせたシステム事例や,ネットワークに繋がるための装置,パケットを管理・監視するためのソフトウェアなどが展示された.
ソリトンシステムズは,「遠隔操作ソリューションキット」を展示した(写真2).山形の事務所に設置したカメラ付きラジコンカーを幕張の会場から運転操作できる.映像の遅延は100ms以内であり,フレームにすると3フレーム分程度の遅れで済むため,違和感なく運転できた.
装置は,山形事務所側にカメラ,Zao-x(H.265エンコーダ搭載コンピュータ,写真3),ラジコンカー,幕張会場側にZao View(デコーダ搭載PC),モニタ,アクセル,ハンドルを用意していた.山形と幕張とは,5GまたはLTE回線で結び,3Mbpsで通信していた.
用途として,建設機械やドローンの操縦,自動運転車の緊急時対応などを見込む.
写真2 遠隔地にあるラジコンカーを運転した
写真3 低遅延画像エンコーダ搭載のZao-x
アライブリースは3Dホログラム・ディスプレイ HYPERVSNを展示した(写真4).十字に配置されたLEDが発光しながら回転することによって立体的なコンテンツを表示できる.MS-Lの投影サイズは750mm,LED総数は864個,回転スピードは670rpm,解像度は1080×1080,視野角168°.