Interface編集部
2023年6月号特集 ディジタル・フィルタ
●ダウンロード・データのライセンスについて
・フィルタ設計プログラム
プログラムを学習のために利用することについては改変を含めて可能ですが,商用での使用は不可とします.
プログラムを使用して設計した係数を使って製品を作る場合,三上直樹が作成した「設計プログラムによって
設計した係数を使用した」旨のことを明記するという条件で可能です.
ダウンロード・データとして配布しているものや,それを改変したものを再配布することは不可とします.
・フィルタ設計プログラム以外
自由に利用・改変・再配布可能です.商用利用も可能です.
ただし,再配布や商用利用の際は,「三上直樹」が作成したものであることを明記することを条件とします.
記事を試すためのプレゼント基板
誌面(p.54)の応募券と返信用封筒を送って頂くと基板をプレゼントいたします.
プレゼント基板の部品リスト
秋月電子通商さんから部品セットが販売されています.
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-18130/
使用しているのはどこでも入手できる一般的な部品ばかりです.
特集で登場するアプリ
特集では筆者の作ったPCアプリでフィルタの係数設計を行います.作ったフィルタの入出力波形をPC上で確認するアプリケーションも使います.
各章で登場するアプリケーションを実行している様子を動画で紹介します.
※ 各章では,ここで紹介しているアプリケーション以外のことがらについても解説しています.
●イントロダクション
ALEの効果を確かめるアプリケーションです.
入力信号として,任意の周波数の正弦波を2つ合成します.
その信号に対してALEを適用した結果を波形と音声で確認できます.
■第1部
●1部3章 IIRフィルタ
IIRフィルタの振幅特性と,そのフィルタを適用した場合の入出力波形をPCアプリケーションで確認します.
●1部4章 タップ数による移動平均の周波数特性
タップ数によるフィルタの振幅特性の変化をPCアプリケーションで確認します.
■第2部
●2部2章 位相特性の違い
●2部3章 FIRフィルタ
●第2部第4章(IIRフィルタ6次_正弦波入力_波形)
●第2部第5章①
●第2部第5章②
■第3部
第3部では,マイコンでディジタル・フィルタを動かし,そこに音声信号を入力して動作を確認します.
音声信号としてはファンクション・ジェネレータで生成した信号やCDプレーヤ,PCのオーディオ出力などを使えます.
編集部では,PCで使えるフリーソフトウェアを使って任意の周波数の正弦波を音声信号として生成しました.
(https://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se518599.html)
生成した音声信号ファイルをWindowsのメディアプレーヤで再生し,PCからオーディオ出力して信号処理基板に入力しました.
オーディオ出力にはPico DACを利用しました.
(「Interface誌2021年8月号」または,「ラズベリー・パイPico/Pico W攻略本」を参照)
Pico DACやPCのオーディオ出力を使う場合には,信号処理基板(プレゼント基板)とつなぐために3.5mmピン・ジャックのケーブルがあると便利です.
●第3部第1章
●第3部第3章
●第3部第4章 PCから制御できるグラフィックイコライザ
PCからオーディオ出力し,音声信号として正弦波を入力している.
入力信号に近い帯域をグラフィックイコライザで操作すると,出力波形の振幅が振れている.