電菱,正弦波パワー・インバータを3台並列構成した「GR300P3シリーズ」を発売

電菱(本社:東京都荒川区)は,2026年1月30日より,ファンレス構造でありながら最大900VAの高出力を実現した正弦波パワー・インバータの新製品,DIASINE3並列運転ユニット「GR300P3シリーズ」を発売する.本製品は静音性と信頼性を高い次元で両立させた並列運転ユニットである.

本製品は静音性と冗長性を活かし,産業設備や非常用電源,常時稼働が求められる重要システムに適している.想定される用途として,災害電源供給装置や無人搬送台車(AGV),EV充電スタンド,自律型IoT通信ユニットなどがある.使用環境のバッテリ電圧に合わせた幅広い分野で,信頼性の高い安定した電源を供給する.

主な特徴は以下.

●1. ファンレスによる静音化と高出力の両立
定評のあるGR300シリーズを3台並列接続した本ユニットは,可動部のないファンレス設計を採用している.動作音がほとんど発生しないため,静音性が重視される制御室や屋内設備での運用に最適であり,同時に最大900VAという高出力を達成している.

●2. 導入環境に合わせて選べる3つの入力電圧タイプ
本シリーズは,使用環境のバッテリ電圧や電源構成に対応するため,入力電圧範囲の違いによる3タイプをラインアップしている.具体的には,定格入力電圧12Vdc(入力電圧範囲10.5~19.5Vdc),24Vdc(同21~39Vdc),48Vdc(同42~78Vdc)のモデルが用意されており,既存のシステムに柔軟に組み込むことが可能である.

●3. 設定済み出荷による即時運用の実現
導入時の利便性を高めるため,入力側/出力側の並列配線および同期運転の設定は,全て出荷時に完了した状態で提供される.現場での煩雑な初期設定や配線作業が不要なため,製品到着後すぐに運用を開始できるだけでなく,設定ミスによる故障リスクの低減にも寄与する.

●4. N+1冗長構成による高い信頼性
本製品はN+1冗長性を備えており,万が一3台のうち1台のインバータに障害が発生した場合でも,システム全体の停止を回避できる.重要設備や連続稼働が必須のシステムにおいて,高い安定性と安心感を提供する.

●5. 優れた設置性と操作・保守性
筐体はEIA規格19インチ・ラック対応の1Uサイズで,効率よく収納可能である.また,3台を一括制御できるロッカ・スイッチを搭載しており,1つのスイッチ操作で全台の起動・停止が可能.さらにユーザ側で容易に交換可能なヒューズ基板をあらかじめ実装しており,万が一の際も迅速な復旧が可能で,ダウンタイムを最小限に抑えることができる.

製品仕様の概要
・型式:GR300P3NA-112 / 124 / 148(100Vacモデル)
・定格出力電力:900VA
・入力電圧範囲:10.5~19.5Vdc / 21~39Vdc / 42~78Vdc
・出力波形:正弦波(歪率3%未満)
・寸法:483.0×297.0×45.0mm(1Uサイズ)
・標準価格:207,900円(税込)

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