連載 C言語+リアルタイムOSで初めての本格マイコン開発 サポート・ページ

● 本連載について

近年,ArduinoやMicroPythonといったマイコン向けのプログラミング環境が電子工作の分野などを中心に広く普及しています.これらはプログラミング言語と開発・実行環境が一体となって提供され,初心者でも手軽にマイコンのプログラミングを始められる点が大きな魅力です.また,豊富なAPIが用意されているので,ハードウェアを直接操作しなくても,さまざまな機能を簡単に利用できるのも特徴です.
一方,電子機器の製品開発などを行う組み込みシステムの分野では,C言語によるプログラミングとリアルタイムOSの利用が主流です.マイコンのハードウェア機能を最大限に引き出しつつ,高い性能を発揮させるためには,リアルタイムOSとC言語の組み合わせが現状で有力な選択肢の1つです.
しかし,リアルタイムOSとC言語は習得が難しく,敷居が高いと感じて敬遠する方も少なくはないようです.たしかに難しい側面もないとは言い切れませんが,マイコンの性能向上や開発環境・ツールの進化によって,現在では以前よりも格段に扱いやすくなってきています.
本連載では,リアルタイムOSとC言語を活用したマイコン・プログラミングを,具体例を交えて紹介していきます.これがリアルタイムOSとC言語に挑戦するきっかけとなれば幸いです.

 


● 読者プレゼント

本連載で使用するマイコン基板を読者の方にプレゼントします.

  • 10月号(8月25日発売):NUCLEO-G491RE(STマイクロエレクトロニクス)
  • 11月号(9月25日発売):NUCLEO-H533RE(STマイクロエレクトロニクス)
  • 12月号(10月25日発売):Arduino Uno R4 MINIMA(Arduino)(ルネサス
    エレクトロニクス)
  • 2026年1月号(11月25日発売):RA4E1 Fast Prototyping Board(ルネサス
    エレクトロニクス)
  • 2026年2月号(12月25日発売):FRDM-MCXN947(NXPセミコンダクターズ)

 


● 連載で使用するマイコン基板

NUCLEO-G491RESTマイクロエレクトロニクス→メーカの製品ページ

CPU:STM32G491RE(Arm Cortex-M4)170MHz
フラッシュROM:512Kバイト
SRAM:112Kバイト

10月号で読者プレゼント予定です!(COMMING SOON)

 

NUCLEO-H533RESTマイクロエレクトロニクス→メーカの製品ページ

CPU:STM32H533RE(Arm Cortex-M33)250MHz
フラッシュROM:512Kバイト
SRAM:272Kバイト

 

Arduino Uno R4 MINIMAArduino→メーカの製品ページ

CPU:RA4M1(Arm Cortex-M4)48MHz
コード・フラッシュROM:256Kバイト
データ・フラッシュROM:8Kバイト
SRAM:32Kバイト

 

FRDM-MCXN947NXPセミコンダクターズ→メーカの製品ページ

CPU:MCX-N947(デュアルArm Cortex-M33)150MHz
フラッシュROM:最大2Mバイト
SRAM:最大512Kバイト,ECC付きで416Kバイト

 


第1回 マイコン・メーカ製 IDE やリアルタイム OS を使うメリット

● 記事試し読みPDF

https://interface.cqpub.co.jp/wp-content/uploads/IF2509_146.pdf

● 対応ボード

μT-Kernel 3.0 BSPは下記のマイコン・ボードに対応しています.

● 参考URL

IEEE2050-2018.
https://standards.ieee.org/ieee/2050/7178
μT-Kernel 3.0.
https://github.com/tron-forum/mtkernel_3