Interface編集部
第3回相双地区 EVカートレースが開催されました

地元企業さんのスポンサードで,かっこいい看板も用意された
福島県立小高産業技術高等学校が主催した相双EVレースが,2025年12月8日(月) ふたば自動車学校で行われました.
自動車学校の教習コースの外周部分を利用し,参加した5校の生徒が持ち込んだEVカートを使って,20分間の周回数を競いました.
第3回目となる今年は晴天に恵まれ,スタートできないチームもなく,全チームがしっかりとレースを戦いました.
●開会式の様子
車検やドライバーズ・ブリーフィング,練習走行のあと,
参加5校の生徒が全員整列し,開会式を行いました.この後,いよいよレースがスタートします.

小高産業技術校 佐竹校長による開会のごあいさつ
出走した11台のカートは2ヒートに分かれ,20分間の走行周回数を競います.
スタート前の,ドライバー紹介アナウンスが終わると,スタートの合図があります.

6台が出走した第1ヒートのスタート前
●自作レースとCQ EVミニ・カートが出場した
学法福島校の車両は,自作の鉄フレームとプラダンのカウルで構成されています.
ドライバーが寝転がって搭乗するタイプなので,全面投影面積が少なく,レース終了まで速度を落とすことなく周回していました.

マシン名:D・D・One. ミツバ製のモータを使用している

小高産業技術高校の自作カート.
ODAKA-1,ODAKA-2,ODAKA-3.
ミツバ製のブラシレス・モータを使用している
CQ出版のミニ・カート・キットにデータ・ロギング用のマイコンが追加されていました.

CQ EVミニ・カートを使った小高産業技術校の3台.うち1台はソーラパネルを搭載している

走行時の電流を管理するため,メータにマークが入れてある
レースでは全チームが同等のバッテリで戦う

レースに使ったバッテリ
●2ヒートに分けてレースを行った
追い越しに必要なスペースを確保し,安全に進行させるため,レースは2ヒートに分けて行いました.
各車配置についてスタートの合図を待ちます.

第1ヒートのスタート前
第1ヒートのスタート直後の様子

電費を気にして,各車ゆっくりとスタート
車両やコースに計測用の機器は無いので,各車の周回に応じて,手動でラップ数とタイムを表に記載していきます.

リザルト表は人海戦術でリアルタイムに更新する
第2ヒートのスタート前.

レーススタートを待つ5台のカート
最終コーナの様子.
全面投影面積の小さな車両はやはり速く,周回数もダントツでした.
第3コーナの様子.
自作のカートは乗り心地が快適そうでした.
コース幅が十分広いので,コーナでもオーバーテイク可能でした.
●表彰式の様子

トップ3チームの表彰
●協賛企業による展示
BYDによるバッテリカーの展示には高校生も興味津々でした.

BYDの実車が持ち込まれ展示された
ミニカートの改造例として,液晶を使ったスピードメータや,独自のマイコン・ボードに置き換えたコントローラが展示され,希望者による試走も行いました.

会場となった,ふたば自動車学校

















