Interface編集部
【特別企画】組み込みマイコン入門講座
~定番シリアル通信からAIまで~
●AI/IoT向け機能を搭載するマイコンが続々登場!
最近の組み込み機器開発は,IoTやAIなどの新しい技術が普及したことにより,求められる機能が多岐にわたるようになりました.それに伴い,従来無かった新機能が使えるマイコンや開発環境がさまざま登場しています.例えば,MCX N9xマイコン(NXPセミコンダクターズ)は,AIの推論処理を実行できるNPU(Neural Processing Unit)を搭載しています.組み込み機器の要求が多様化する今,このような最新デバイスを使わない手はありません.しかし,これらの新機能を使い始めるには,さまざまな壁があります.特に,新たにマイコンを使う初心者だと,動かすだけでも一苦労です.また,他社製のマイコンに乗り換える場合は,ハードウェアやソフトウェアの開発環境が変わるため,いずれにしても技術習得に時間がかかります.
●無料メルマガ配信&実機を触りながら学べるセミナ開催!
そこで,組み込みマイコンの初心者や,最新マイコンの新機能に興味のあるエンジニアを対象に,特別企画「組み込みマイコン入門講座」を開催します.本講座では,メール・マガジンとハンズオン・セミナの2つを通して,最新マイコンを使うための技術解説を行います.
▼メルマガ…最新マイコンを動かすための基本を学ぶ
メール・マガジン「インターフェース通信」では,マイコンを動かすための基礎知識の技術解説記事「組み込みマイコン入門講座」を隔週で配信します.登録は無料です.初心者を対象にしたマイコン入門や,定番のシリアル通信のほか,エッジAI開発/IoT通信/デュアルOSといった新機能まで,解説分野は多岐にわたる予定です.
メール・マガジン「インターフェース通信」登録ページ
配信済みメール・マガジンのアーカイブはこちら
| No | タイトル | 配信日 |
| 008 | Yocto Projectではじめる 組み込みLinux開発入門 | 2025年10月15日 |
| 007 | マイコン・ボードFRDM-RW612でMatter通信を試す | 2025年9月3日 |
| 006 | スマート・ホーム向け共通通信規格「Matter」の概要 | 2025年8月20日 |
| 005 | SPIとI2Cのいいとこ取り!次世代2線式シリアル・バス「I3C」 | 2025年6月25日 |
| 004 | 確実にデータを届ける!定番シリアル通信I2Cの設計テクニック3選 | 2025年6月11日 |
| 003 | 定番シリアル…I²C&SPIの基本を学ぶ | 2025年5月28日 |
| 002 | 統合開発環境 MCU Xpressoを使ってみよう | 2025年5月14日 |
| 001 | AI/IoT向け機能も試せる最新マイコンMCX | 2025年4月28日 |
▼ハンズオン・セミナ…実機を触りながら実践的に学ぶ
メール・マガジンで解説した基礎知識を,より実践的に学ぶためのハンズ・オンを開催します.各セミナで使用する開発ボードは,セミナ受講後にそのまま持ち帰れます.
・次世代2線式シリアル通信「I3C」(FRDM-MCXA153+スレーブ・デバイスを使用予定)
・エッジAI開発(FRDM-MCX947を使用予定)
・Yocto Project(MaaXBoard 8ULPを使用予定)
・IoT無線(FRDM-RW612を使用予定)

●セミナ開催概要
・受講料:5,000~10,000円(ボード費用込み)※一部セミナ除く
・会場:CQ出版社セミナールーム(東京・巣鴨)
・協賛:NXPジャパン株式会社,アヴネット株式会社
●セミナ開催スケジュール
最新の申し込み情報は本ページやInterfaceの公式X(旧Twitter)アカウントなどでお知らせします.
▼Yocto Project入門&ハードウェア拡張

実習で使用する評価ボードMaaXBoard 8ULP(アヴネット)
・開催日:2025年11月12日 10:00-17:00
・受講料:10,000円(ボード付き,税込み)
・講師:三ツ木 祐介氏(Interface誌連載「YoctoProjectではじめる組み込みLinux開発入門」を執筆中)
NXPセミコンダクターズが提供する低消費電力向けのプロセッサであるi.MX8 ULPを搭載したLinuxボード・コンピュータMaaXBoard 8ULP(アヴネット)を使用してYocto ProjectをベースとしたBoard Support Package(BSP)のカスタマイズ方法を紹介します.
Yocto ProjectはLinux Foundation参加のオープンソースコラボレーションプロジェクトで,主に組み込みLinuxを作成するための仕組みを提供しています.i.MXシリーズのBSPの多くはYocto Projectをベースとしたものとなっています.
本講座では,MaaXBoard 8ULP上で動作するWebアプリケーションを作成し,対向PCのブラウザにターゲットボードに実装されている温度センサの値を表示するハンズオンを実施します.
セミナ受講時に使用したMaaXBoard 8ULPはそのままお持ち帰り頂けます.
▼NPUマイコンではじめるエッジAI開発

実習で使用する組み込みマイコン・ボードFRDM-MCXN947(NXPセミコンダクターズ)
・開催日:2025年12月4日(木) 14:00-17:00 半日コース
・受講料:5,000円(ボード付き,税込み)
・講師:笹尾 幸良氏(株式会社Acculus CEO)
NXPセミコンダクターズのMCX N94x,およびMCX N54xは,Cortex-M33デュアルコアと,eIQ Neutron NPUを内蔵し,高性能と低消費電力を実現したマイコンです.
NPUのAI処理は,CPUコア単体と比較すると,最大42倍程度です.また,NXPが提供するeIQ AIソフトウェア開発環境では,アプリケーションのビルドやデバッグ,AIモデルの学習を統合的に実行することができます.
本実習では,FRDM-MCXN947 ボードを用いて,これらのハードウェア・ソフトウェアを体験し,小さなマイコンによるエッジAIの推論やモデル学習を習得します.
セミナ受講時に使用したFRDM-MCXN947はそのままお持ち帰り頂けます.
————————————-
1. AI (ニューラルネットワーク) の概要
2. マイコン
2.1 NXP MCX N947
2.2 FRDM-MCXN947 ボード
3. 実習
3.1 画像識別デモと,eIQによるモデル学習
3.2 他のデモ(KWS(音声認識)や顔検出)
(内容は変更になる可能性があります.)
————————————-
※上記のテーマや内容は予告なく変更になる場合があります.最新情報は本ページもしくは公式Xをご覧ください.
★お詫び★
10月に開催予定だった「デュアルOS」ですが,講師の都合により中止となりました.お詫び申し上げます.
















