Interface編集部

【特別企画】組み込みマイコン入門講座
~定番シリアル通信からAIまで~
★2025年5月27日:メルマガのアーカイブへのリンクを追加しました★
★2025年5月28日:セミナ情報を追加しました★
●AI/IoT向け機能を搭載するマイコンが続々登場!
最近の組み込み機器開発は,IoTやAIなどの新しい技術が普及したことにより,求められる機能が多岐にわたるようになりました.それに伴い,従来無かった新機能が使えるマイコンや開発環境がさまざま登場しています.例えば,MCX N9xマイコン(NXPセミコンダクターズ)は,AIの推論処理を実行できるNPU(Neural Processing Unit)を搭載しています.組み込み機器の要求が多様化する今,このような最新デバイスを使わない手はありません.しかし,これらの新機能を使い始めるには,さまざまな壁があります.特に,新たにマイコンを使う初心者だと,動かすだけでも一苦労です.また,他社製のマイコンに乗り換える場合は,ハードウェアやソフトウェアの開発環境が変わるため,いずれにしても技術習得に時間がかかります.
●無料メルマガ配信&実機を触りながら学べるセミナ開催!
そこで,組み込みマイコンの初心者や,最新マイコンの新機能に興味のあるエンジニアを対象に,特別企画「組み込みマイコン入門講座」を開催します.本講座では,メール・マガジンとハンズオン・セミナの2つを通して,最新マイコンを使うための技術解説を行います.
▼メルマガ…最新マイコンを動かすための基本を学ぶ
メール・マガジン「インターフェース通信」では,マイコンを動かすための基礎知識の技術解説記事「組み込みマイコン入門講座」を隔週で配信します.登録は無料です.初心者を対象にしたマイコン入門や,定番のシリアル通信のほか,エッジAI開発/IoT通信/デュアルOSといった新機能まで,解説分野は多岐にわたる予定です.
メール・マガジン「インターフェース通信」登録ページ
配信済みメール・マガジンのアーカイブはこちら
No | タイトル | 配信日 |
005 | SPIとI2Cのいいとこ取り!次世代2線式シリアル・バス「I3C」 | 2025年6月25日 |
004 | 確実にデータを届ける!定番シリアル通信I2Cの設計テクニック3選 | 2025年6月11日 |
003 | 定番シリアル…I²C&SPIの基本を学ぶ | 2025年5月28日 |
002 | 統合開発環境 MCU Xpressoを使ってみよう | 2025年5月14日 |
001 | AI/IoT向け機能も試せる最新マイコンMCX | 2025年4月28日 |
▼ハンズオン・セミナ…実機を触りながら実践的に学ぶ
メール・マガジンで解説した基礎知識を,より実践的に学ぶためのハンズ・オンを開催します.各セミナで使用する開発ボードは,セミナ受講後にそのまま持ち帰れます.
・次世代2線式シリアル通信「I3C」(FRDM-MCXA153+スレーブ・デバイスを使用予定)
・エッジAI開発(FRDM-MCX947を使用予定)
・IoT無線(FRDM-RW612を使用予定)
・デュアルOS(MaaXBoard 8ULPを使用予定)
●セミナ開催概要
・受講料:5,000~10,000円(ボード費用込み)※一部セミナ除く
・会場:CQ出版社セミナールーム(東京・巣鴨)
・協賛:NXPジャパン株式会社,アヴネット株式会社
●セミナ開催スケジュール
最新の申し込み情報は本ページやInterfaceの公式X(旧Twitter)アカウントなどでお知らせします.
▼テーマ①:I2CとSPIの良いとこ取り!次世代2線式シリアル通信「I3C」
実習で使用する評価ボードFRDM-MCXA153(NXPセミコンダクターズ)
・開催日:2025年7月25日 10:00-17:00
・受講料:5,000円(ボード・お弁当付き,税込み)
・講師:岡野 彰文氏(NXPジャパン株式会社 プリンシパル・フィールド・アプリケーション・エンジニア)
マイコンやプロセッサの周辺チップを接続する低速度~中速度のバスとしてポピュラーなI2CバスとSPIバス.これらのバス仕様は1980年代に策定されたものですが,簡単に使えること,大きな柔軟性を持っていること,何よりサポートしているチップが多いことから,現在も多くの機器で使われています.しかしシステムが複雑になり,求められる実装面積が小さくなり,さらにコスト面などの要請から「次世代の」シリアル・バスが策定されました.
この「I3C (アイスリーシー)」は,I2Cとの後方互換性を保った次世代バス仕様として作られており,2線式でありながら速度,消費電力,割り込み信号の統合などの様々な改善がされています.携帯向けのセンサ類の接続やPCのDDR5のようなシステムではすでに普及が進んでおり,最新の一般的な組込みシステム向けマイコンやプロセッサでの搭載も進み,注目が集まっています.
このセミナではI3Cバスについての概要を解説.I2Cとの互換性や信号の扱いの違いを説明し,さらにNXP社の最新マイコンシリーズ:MCXを搭載した評価ボードFRDM-MCXA153(NXPセミコンダクターズ)を使って,同基板に搭載されたI3Cバス対応の温度センサとマイコンの通信をハンズオンで試してみます.
セミナ受講時に使用したFRDM-MCXA153はそのままお持ち帰り頂けます.
※上記のテーマや内容は予告なく変更になる場合があります.最新情報は本ページもしくは公式Xをご覧ください.