Interface編集部
TRONプログラミングコンテスト2025表彰式
トロンプロジェクトを推進するトロンフォーラムは,2025年12月10日〜12日に渋谷パルコDGビルで「2025 TRON Symposium-TRONSHOW-」を開催した.その中で,TRONプログラミングコンテスト2025表彰式を行った.
同コンテストは,組み込み機器向けOS μT-Kernel 3.0とAIを活用したアプリケーション,ミドルウェア,開発環境,ツールなどのプログラムを競うもの.RTOSアプリケーション一般部門,RTOSアプリケーション学生部門,RTOSミドルウェア部門,開発環境・開発ツール部門の4部門で応募し,国内外で64件のエントリ,最終応募は31件となった.

写真1 受賞作品を紹介する坂村 健会長
優秀賞と入賞者は以下の通り.
▶RTOSアプリケーション一般部門
優秀賞:須藤 義明氏「LGX-Shield~加速度×AIで橋梁の異常をリアルタイム検出するエッジモニタ~」
入賞:森 龍二氏「μT-Kernel搭載ウェアラブル動作解析ツール」
入賞:渋川 敬之氏「AMAGOI環境データ推論システム」
▶RTOSアプリケーション学生部門
優秀賞:Supun Navoda Gamlath氏 / Shamila Jeewantha氏 / Chathura Gunasekara氏「RescueBot」
▶RTOSミドルウェア部門
優秀賞:久保寺 祐一氏「自己進化するLoRa通信ライブラリ『LoRabbit』」
▶開発環境・開発ツール部門
優秀賞:阿部 耕二氏「μT-Kernel×AIの学習環境~ライントレースロボットでリアルタイムOS・AIを学び、体験する~」

写真2 坂村会長
● 坂村会長による講評
表彰式の後,トロンフォーラム会長で東京大学名誉教授/INIAD cHUB(東洋大学情報連携学 学術実業連携機構)機構長の坂村 健氏により本コンテストの講評が行われた.
坂村教授は,今回のコンテストのテーマである「TRON×AI AIの活用」に従って,リアルタイムOSであるμT-KernelとAIを融合した作品が多数寄せられたことを評価していた.
















