【JSAE】第12回モビリティデザインコンテスト(旧カーデザインコンテスト)表彰式の取材レポート

2024年3月25日(月),第12回モビリティデザインコンテスト(東京都市ヶ谷)が開催された.主催は(社)自動車技術会.

モビリティ・デザイナの人材育成プログラムの一環として,全国の中学生,高校生を対象として2013年から開催している.世界をリードするデザイナの誕生に繋げることを目的とする.

表彰式

第12回となる今回のコンテストには,378件の応募があった.内訳としては高校生:290件,中学生:88件.そのうち賞としては下記の5種類である.

  • モビリティデザイン大賞 1名:トータルで最もすぐれた作品に贈られる
  • 審査員特別賞 2名:創造性に優れていて,審査員の総意で特別に選出された作品に贈られる
  • モビリティデザイン賞 2名:イメージや機能が最も優れて絵に表現されている作品に贈られる
  • ダビンチ賞 1名:工学的に工夫に優れた作品に贈られる
  • 佳作 22名

下記の視点から自動車技術会デザイン部本委員会において,厳正な審査が行われた.

  • 応募テーマに沿った作品になっているか
  • 自分が考えているイメージや機能が絵に表現されているか
  • 新規性,進歩性,独創性,近未来の実現性があるか
  • 取材した会場のようす

会場はアルカディア市ヶ谷の大広間で行われ,参加者は60~80名ほど.自動車技術会のメンバーの他,受賞者とその家族,現役カーデザイナが参加した.

 

授賞式のあとのスケッチ講習会

本コンテストでは授賞式のあとに,現役カーデザイナによるスケッチ講習が2時間ほど行われた.通常のコンテストでは,各賞の発表により審査員関係者の意見や,受賞者の感想を述べるだけにとどまることが一般的だと思うが,6名の受賞者を対象にしてデザインの指導を行う講習会はめずらしかった.

トヨタ,日産,スバル,スズキ,三菱ふそうトラック・バス,本田技研工業の現役デザイナが,各受賞者が描画した車のデザインに対してアドバイスを行い,プロから見た描き方のテクニックを伝えていた.感受性の高い中高生に向けたアドバイスは,デザインの魅力をより一層高めていくものと感じた.授賞式にとどまらず,人材育成プログラムの一環として,コンテストの開催を通じて裾野を広げていく活動に感銘を受けた.