【特別企画】~i.MX8で学ぶ~
組み込みLinuxハンズオン・セミナ

★最終更新履歴★

2024年11月13日 テーマ⑤:Linuxデバイス・ドライバ開発入門の申し込み受付開始
2024年11月13日 テーマ⑥:i.MX8 ULP×Yocto ProjectではじめてのBSPカスタマイズの申し込み受付開始

 

●組み込みLinuxはマイコンともPCとも違う…
組み込み機器におけるLinux系OSの採用率は年々増加しています.近年ではIoT(Internet of Thing)の普及も追い風となり,現在ではリアルタイムOSの採用率を超えています.しかし組み込みLinuxの開発は,従来の組み込み開発や,PC向けLinuxとも異なる独自の開発手法が求められるため,技術習得が難しいです.ハードウェアに依存する事柄も多く,実機を触る経験が不可欠です

 

●実機を触りながら学べるハンズオン・セミナ開催!
そこで,組み込み初心者やLinuxの経験が浅いエンジニアを対象に,最近の組み込みLinux開発における重要なテーマや,つまづきやすいポイントを解説するハンズオン・セミナを開催します.セミナでは実機としてi.MX8ULP(NXPセミコンダクターズ)を搭載する開発ボードMaaXBoard 8ULP(アヴネット)を使用します.
本ボードは,セミナ受講後にそのまま持ち帰れます

 

●組み込みLinux定番のi.MXシリーズ搭載ボードを使用
本セミナで使用するMaaXBoard 8ULPに搭載されるi.MX8ULPは,i.MXシリーズのSoCです.i.MXシリーズは長年組み込みLinuxの世界で定番プロセッサとして使用され続けてきた実績があり,ボード・サポート・パッケージ(BSP)やドライバ類なども充実しています.初めて本格的に組み込みLinuxを学ぶ題材にピッタリです.


その他のNXPセミコンダクターズの製品情報についてはこちらもチェック

 

●開催概要

▼セミナの定員について
本セミナの定員は10名となっております.少人数でしっかり学べる実習セミナです.
▼お申込みが多数の場合
お申し込みが多数の場合は抽選とさせていただきます.抽選の結果につきましては,開催の2週間前までにメールにてご連絡致します.当選の方へは,受講料の支払い方法についても合わせてご案内します.

 

●開催スケジュール

申し込み情報は本ページやInterfaceの公式X(旧Twitter)アカウントなどでお知らせします.

▼テーマ⑤:Linuxデバイス・ドライバ開発入門(追加開催)
・開催日:2024年12月9日 10:00-17:00 1日コース
・受講料:10,000円(ボード付き,税込み)
・講師:日高 亜友氏(Interface誌連載「Windows 11時代のデバイス・ドライバ開発」を執筆中)

申し込みページはこちら

i.MX8(NXPセミコンダクターズ)シリーズに代表される,Yocto Projectクロス開発環境を使用してシステム開発が可能な,高性能,低消費電力な軽量Linuxボードが入手し易くなりました.しかし実際の開発現場では,応用システムの開発や普及がまだまだ課題です.多機能で充実したハードウェア機能やBoard Support Package(BSP)に比べて,ドライバとアプリケーションのクロス開発に関するノウハウや開発事例が少なく,情報が入手し難いからです.
本セミナでは,以前のインターフェース掲載記事を元した単純な入門用ドライバと,オリジナルの汎用IoTドライバを教材に,組み込みLinuxにおけるドライバ開発の基本,最近のAI利用のコーディングから,デバッグ手法とパッケージングまでを習得することを目指します.開発環境はPC 1台で開発の全てをホストする,WindowsとWSLを使用します.合わせて,その上でYocto Projectを稼働させて開発するためのノウハウも伝授します.
セミナ受講時に使用したMaaXBoard 8ULPはそのままお持ち帰り頂けます.

 

▼テーマ⑥:i.MX8 ULP×Yocto ProjectではじめてのBSPカスタマイズ(追加開催)
・開催日:
2024年12月13日 10:00-17:00 1日コース
・受講料:10,000円(ボード付き,税込み)
・講師:
三ツ木 祐介氏(Interface誌連載「YoctoProjectではじめる組み込みLinux開発入門」を執筆中)

申し込みページはこちら

i.MX8 ULPを搭載するシングルボード・コンピュータMaaXBoard 8ULPを使用して,Yocto ProjectをベースとしたBoard Support Package(BSP)のカスタマイズ方法を紹介します.
Yocto Projectは,Linux Foundation傘下のオープンソース・コラボレーション・プロジェクトで,主に組み込みLinuxを作成するための仕組みを提供しています.i.MXシリーズのBSPの多くもYocto Projectをベースとしています.
本講座では,MaaXBoard 8ULP上で動作するウェブ・アプリケーションを作成し,対向PCのブラウザに,ターゲット・ボードに実装されているユーザ・ボタンの状態を表示します. ハンズ・オンを通して,組み込みLinuxの開発に必要な知識やYocto Projectの環境に組み込むためのレイヤ,レシピの作成方法について学びます.

 

※上記のテーマや内容は予告なく変更になる場合があります.最新情報は本ページもしくは公式Xをご覧ください.


★お詫び★
11月28日に開催予定だった「デュアルOSによる開発&デバッグ術」ですが,講師の都合により中止となりました.お詫び申し上げます.